ロマ・プラタについて
私の任地はパラグアイの首都であるアスンシオンから北西方向に進んだところにあるロマ・プラタという場所です。
迎えに来てくれた車でちょうど5時間だったので、長距離バスで行くともっとかかると思います。アスンシオンから直通バスも走っています。
ロマ・プラタはボケロン県の中にある街であり、メノニータと呼ばれるドイツ系の移民の方が数多く暮らしている街です(ロシア系とか、カナダ系とかという話もちらほら聞こえてきますが、人々はドイツ語を話しています。まだまだ詳しく聞けるほどのスペイン語力がないのです…)。
メノニータに加え、パラグアイの現地語であるグアラニー語とスペイン語を母語とするパラグアージョ、独自の言葉を話すインディヘナが暮らしているので、人々の顔つきも様々です。メノニータはドイツ語、スペイン語を話し、英語も話せる人が多いようです。インディヘナは上記のいづれかの言葉と独自の言語を話すそうなので、一応の人々の共通語はスペイン語です。
ちなみに、パラグアイ北西部に位置するアルト・パラグアイ県、プレジデンテ・アイェス県、そしてボケロン県の3つを合わせてチャコ地方と呼びます。
↑ピンクで囲ったところがチャコ地方なので、パラグアイのおおよそ半分がチャコ地方というくくりになるようです。ボケロン県は赤い線で囲んだところになります。チャコ地方は土地はたくさんあるものの、作物を育てるには向いていない土壌らしく、牧畜が盛んです。そんな土壌のためか、国土の半分を占めるにも関わらず、人口も少ないようです。
私の活動場所に来ている現地の看護学生さんに聞いた話では、チャコではスペイン語・グアラニー語・ドイツ語の他、7種類もの現地の言葉が話されているそうです(2018年3月4日追記)
ロマ・プラタはアスンシオンから国道9号線を真っすぐ進み、最後に右側に入って10分ほどで到着します。道中の道路はほとんどすべてアスファルトでしたが、ところどころ凸凹した部分があります。
↑ロマ・プラタの街に入ると最初に左手に見えてくるロマ・プラタ市役所。
↑街の中心部の様子。土曜日に撮影したので車が走っていませんが、平日はもうちょっと車が走っています。
↑メイン通りから1本入ると土の道路です。乾燥している時は土埃が大変。
次回は私の活動について書きたいと思います^^