ロマプラタの外に行ってみた話
もう先週の話になりますが、いつも活動しているロマプラタの診療所を出て外で活動しました。
きっかけは先々週。カウンターパートと話していた時、「ずっと診療所の中で活動するより、外のことを知ってみても良いんじゃない?来週インディヘナの集落をまわるからあなたも参加したら良いわ」と言われたため、私もぜひ参加したいと思ったのです。なかなか自分のやりたいと思うことが形にならないし、日々の業務の中ではまだまだスペイン語に躓くし…とちょっと落ち込んでいたこともあり、何かを知るきっかけになるかなぁと思ったのです。
そして月曜日の朝。
私は「来週」としか知らされていなかったため、【今週のどこかの曜日で行くのだろう】と思っていたら、「今日から1週間まわるはずだよ」と、一緒に住んでいる市長に言われました。
聞いてない。
カウンターパートからは何も聞いていないので、とりあえず診療所で働く準備をしていると1台の車が来ました。
そこから出てきたのは市役所で働く知り合い。
「リサ!これから集落に行くけど一緒に行くか?」
というので、バタバタ準備してでこぼこ道を車に揺られること2時間。。。
ここまでは良かった。
やーっと、ついた…と思ったのも束の間、私たちの車の他にも到着する車。
そこから出てきたのはアメリカからの医療ボランティアの方々でした。
【医療ボランティアがインディヘナの集落をまわって診療を行う】という活動に私は参加していたということをその場で知りました。
何も聞かなかった私が悪いのか…?何も言わなかったカウンターパートが悪いのか…?は置いといて、カウンターパートはボランティアの方々に「リサは英語とスペイン語が出来るから」と説明し、「じゃあ、通訳よろしくね」と私に言いました。
聞いてない。
せめて、通訳頼むつもりだったら週末までに言っておいてもらいたかった・・・
もともと英語ができるわけでもないし、スペイン語を勉強し始めてからは英語がさらに話せなくなった自覚があるので本当に焦りました。病気の名前どころか、whole bodyすら出てこないレベル( ^ω^)・・・。
もう、日本語でいろいろ叫びたいと思いました…←誰もわからないから叫びたい放題だしw
カウンターパートにはスペイン語も英語も通じるので混ぜて話してしまう癖があり、それも混乱する要因のひとつだなぁと感じました。
朝から夕方まで看護師の通訳をしていたのですが、どうしてもスペイン語と英語が混ざったり、知らない単語がたくさん出てきたりで焦ります。Sheって言いたいのにEllaって言ってたり、nowはすぐahoraになるし。
連日家に帰宅してから英語の復習をしたので最後は少しマシになったか?くらいにはなりましたが、他に通訳として参加していた人たちはスペイン語と英語に加えてドイツ語も出来る人ばかりだったので相対的に見ればまあダメダメな通訳でした↓
そんなわけで、ボランティアの方々(特にペアになった看護師さん)には正直迷惑かけまくりでしたが、月曜日から木曜日までロマプラタの周辺を巡回訪問し、インディヘナの集落がどのような感じなのかを肌で知る良い機会となりました。
最終的には英語とスペイン語でオーバーヒートしたようで、金曜日は38度の熱と頭痛でぐったり(巡回訪問は木曜日まででした)。そして何かをもらってきたのか約1週間ほどお腹を下すこととなりました。
スペイン語圏に来れば英語から逃れられる、と思っていましたがそううまくはいかないようです。英語もぼちぼち復習せねばと思います。
↑1日目は集落にある小さな学校を診療施設として使わせてもらいました。日本の協力で建てられたようです。
↑2日目の診療所の壁
↑環境の不衛生な面や人数の面でも3日目が一番大変でした。
連日200~250人くらいの患者さんが受診のため訪れていましたが、症状も様々、言葉も様々(スペイン語やグアラニー語以外の言葉を話す人もいる)でした。
もやもや
活動を開始してもうすぐ3か月になろうとしています。
パラグアイの中でも私のいるチャコ地方は暑いといわれていて、今は人によって秋だの冬だのといっておりますが、私にとってはまだ真夏です。昼間は毎日35℃くらいあるんです。朝晩は割と涼しくなってきたけれど、まだまだ20度は下回りません。しかも部屋の中の風通しが悪いので寝る時は室温30℃くらいです。扇風機が大活躍!
この前アスンシオンでインフルエンザの予防接種を受けたのですが、これから本当に流行るんかいな!という気候です。「来月になったらもっと涼しくなるよ」と聞いていますが、それも朝晩の話のようで日中は含まれないようです;
最近の嬉しかったこと。
朝は車で市役所まで行った後、市役所から診療所まで5分強の道のりを歩くのですが、ある日1人の女性と一緒に歩くことになりました。
彼女はどうやら私のことを知ってくれていたようで、「今から診療所に行くの~?」と気さくに声をかけてくれました。足を引きずって歩いていた彼女は「骨折で2か月もベッドの上にいたのよ」と足を引きずっている理由を説明してくれました。たわいのない会話をした後診療所の近くにある彼女の家の前で別れたのですが、それから朝に家の前を通りかかる時、彼女の家族とともに必ず手を振ってくれるようになりました。
診療所は外来しかないので、頻繁に来る人は顔を覚えましたが、初めて出会う人は毎日数え切れません。
友達っていうほどではないけれど、ホームステイ先の家族や職場の人以外に手を振る相手がいるということはとても嬉しいなぁと思いました。
そして最近の困ったこと
は、もちろん活動についてです。
とりあえずマンパワーとして動いており、注射や採血など侵襲的な行為ができないことは理解してもらえたので、以前よりも頼みやすくなった気がします。
そして、その分他のところで頑張ろうと思い、乱雑に置かれている薬を整理したり、掃除したりしているのですが、返ってくる言葉はいつも「えらーい!」「働き者だね!」
最初はそれでも良いかと思っていたのですが、しばらく月日が流れても特に変化なし。私が掃除している横で携帯を見ています。
できれば、何も言わなくても気づいてほしい。
すごく小さな事かもしれないけれど、私がいなくなっても彼らだけで出来るように。
そうじゃないと私が来た意味がなくなってしまいます。
私が2年間ここにいるのは私の都合であって彼らには何の関係もない話だけれども。
一緒に働いている看護師に「薬の棚、汚いよー」と言っても、「それは掃除婦の仕事だよー」と言われてしまったけれど、薬剤の棚の管理は看護師などの医療従事者がやるべきだと思うし、実際私が来てから掃除婦が薬剤の棚を掃除している様子は見たことがありません。奥のほうにほこりがたまっていたり、虫の死骸が転がっていたりする状況は良くないと思うし、自分たちで定期的に掃除すれば消費期限切れの薬が大量に見つかるなんてこともないと思うのです。
そしてもうひとつ気になるのが患者さんを必要以上に待たせること。
患者さんが待っているのに、他の患者さんや同僚との世間話が終わらない。
自分で注射できればなぁ~なんて思ったことは数知れず、お願いしてただ待つばかりの自分が役立たずだなぁと思うことも数知れず。
私は日本では病棟でしか働いたことがなく、クリニックの経験がないため単純な比較はできないけれど、病棟ではまさに【走り回りながら】業務をこなしていく感覚でした。そのため、よっぽど余裕のある時以外は【1分1秒が惜しい】と感じながら担当患者さんのベッドをまわっていました。話をしたいと思ってくれている患者さんがいても、時間を決めて話すようにしたり、時間外でも仕事が全部終わった後でベッドサイドで話をしたり、ナースコールが鳴り響く日はむしろ患者さんが遠慮してくれたことも多々あったと思います。
外来の場合は診療が終われば患者さんは帰宅するので、【話が出来るのは今しかない】というのはわかるのですが、私はいつも【外で待っている患者さん注射終われば帰れるのに…】という悶々とした気持ち。他の患者さんの対応をしていればもちろん注射の患者さんは待ってもらいますが、世間話が終わるのを待ってもらうというのはなんだか申し訳ないなと感じています。
時間にすれば10分くらいですが(急患が来た場合を除く)、私は【10分も待たせるなんて!】と思ってしまいます。これは私自身の日本的な感覚が抜けてないんだろうな、とは理解していますが、患者さんがどう思っているかはその人自身にしかわかりません。
私1人だけ時間を気にしすぎているのかもしれないし、そうではないのかもしれない。
ただ、待っている患者さんがいるということをもっと意識してもらえたら良いなと感じています。
マンパワーにもなり切れない私が、それらをぽんっと口に出したところで角が立つのもよくないので、カウンターパートともっと話をしたいなと思う日々ですが、先週より病気療養中でしばらく来られないようです。
他にもこれから地域の人に対してやってみたいことを頭の中で考えていますが、具体性に欠けるところも多々あるので相談がしたい…!早く彼女が良くなるよう願うばかりです。
4月16日
また3週間くらいぶりに書きます><
もう2週間ほど前ですが、セマナサンタという大型連休があり、イグアス居住地のほうに遊びに行ってきました。私の任地では街の祝日がある?らしくお休みが1日増えて6日間の連休でした。
私の任地からアスンシオンまで7時間、そこからイグアス居住地まで約6時間かかるので、往復路ともにアスンシオンに泊まりました。
アスンシオンでは以前にもお世話になったことのあるらぱちょ、イグアス居住地ではこちらも以前にお世話になったことのある民宿小林に滞在。
特に、1年3か月ぶりくらいに訪れた民宿小林はわんにゃんパラダイスになっていました笑
にゃんこは10匹以上いるし、わんこも子犬を含めたら10匹以上!
もともとたくさんいたけれど、さらに増えてにぎやかです(*´ω`*)
そして、小林のお母さんが作る日本食はどれも絶品!
パラグアイの協力隊の中にはアスンシオンや日系移住地で活動している場合など、割と日本食を食べる機会のある隊員さんもいますが、普段日本食を食べる機会のない私たちにとってはまさに天国(*'ω'*)←自分で作ればよいのだけど、私は諸事情でちょっと作りづらいので。
そんな私たちと同じく、長期間旅をしているバックパッカーさんにとっても、美味しい日本食が食べられるこの場所はホッと一息付けて、しばらく動きたくなくなるような宿なのでしょう( *´艸`)私は2泊3日の滞在でしたが、夜ご飯はバックパッカーの方々とご一緒させていただきました☆すき焼き食べたり、お刺身食べたり、唐揚げ食べたり…お腹一杯になるまで食べました^^
↓こっちは朝ごはん
滞在中は釣りに行ったり、ごろごろしたり、ニャンドゥティしたり、ワイン飲んだり、同期としょーもない話をしたり…で楽しい時間を過ごしました(*^^)v
1つ残念だったのは、滞在中ずっと曇りがちだったこと。満点の星空が綺麗な場所なのですが、星全く見えず( ;∀;)まぁ、任地のロマプラタも同じくらい見えるけども。
遠いのでなかなか訪れる機会はありませんが、ぜひまた行きたいなぁと思う場所です。
3月23日
1週間に1回くらいで書けたら良いなぁと言いつつ、3週間近くも放置してしまいました。。。
といっても、以前の投稿から特に変わりなく日々過ごしています。
パラグアイに一緒に来た他の同期隊員だったり、他の国に派遣されている隊員の近況報告を聞くと、自分は何も出来ていないなぁ~と思うこと多々なのですが、焦らないことがまず第一目標です。わかってても焦るんだけどね。
さて。診療所には赤ちゃんや幼児を連れたお母さんがたくさんやってきます。
子どもが熱を出した、咳が止まらない、食欲がない、嘔吐と下痢…などなど。
ちなみに、日本だったら子どもが小学校で受けるような健康診断的なものも診療所でやっているので、健診を受けに来る元気な子どももたくさん来ます。
そして
赤ちゃんを連れたお母さんの年齢を聞くと
たいてい19歳とか21歳とかって返ってきます。
人によっては「腕っぷしが強そうなお母ちゃん」みたいな人もいて見た目と年齢が合わない人もちらほらいますがみんな若いママばかりです。
先日まで診療所で一緒に学んでいた現地の学生も、21歳で結婚している人、29歳で小学生の子どもがいる人などなど結婚や出産が早い人が多いようです。
ただし、付き合っていても妊娠したとたんに相手の男性が逃げてしまうようなこともあるそうなので、ライフプランとして本当に良いのかなぁと思う面もあります。
そんな中、わたしはそんなにもう若くはないので…泣、
いつも一緒に働いている男性看護師に
パラグアイで早く彼氏見つけなさい、それで2年後以降もパラグアイに残ったらいいよ!
としょっちゅう言われます…笑
パラグアージョが好きか?メノニータが好きか?
とか
日本とパラグアイどっちが好きか?
とか
パラグアイの彼氏が出来たらおまえはこっちに残るのか、それとも相手を日本に連れていくのか?
とか、そんな不毛な会話を延々繰り返しています( ^ω^)
そして明らかに面白がっています( ^ω^)笑
子どもが〇人欲しいとしたら〇〇歳くらいで結婚したいかなぁ~なんていうと
結婚するまで最低2年間は付き合わなきゃあかん!
なんて
あなたは私の父親だったかなw
と思われるようなアドバイスも頂戴しましたが
おかげでそちら方面の会話には強くなった気がします( ^ω^)
仕事量や私の出来る業務範囲から彼の仕事を手伝うことが多いのですが、知識や技術もしっかりしていて尊敬しているし、時間が空いた時にはわからない言葉の意味を教えてくれるとてもありがたい存在です。彼はカウンターパートじゃないけれど、カウンターパートよりも距離が近いのである意味心のカウンターパート的な存在。
話の流れ的に一応断っておきますが既婚です( *´艸`)笑
来週は大型連休があります!楽しみー!
パラグアイでの土日の過ごし方。
私の活動は月曜日から金曜日までなので土日はお休みです。
最近は急な土砂降りも多くて、土日はほぼ家。
というかスーパーくらいしか行くところがないので基本引きこもりです…笑。
いつも仕事に行く時に土の道を通るので、平日に雨に降られるとドロドロの道を歩くことになりちょっと困るのですが、土日は雨が降ろうが風が吹こうがどこにも出かけないのであまり関係がないです…( ^ω^)
そんな引きこもりの土日に何をしているかというと、たくさん寝て、家族と一緒にテレレして、パラグアイに来てから覚えたニャンドゥティをやって、時々kindleで本を買って読んで、極まれにドイツ語の本をパラパラ読んで、昼寝して、隙間時間にスペイン語勉強する。
以上。
↑コレ全部やったら結構忙しいのよ〜笑
平日はスペイン語の勉強が主なので、土日はリフレッシュ重視です。
何かインドアで出来る良い趣味があったら教えてください☆(外に出ても良いのですが日中は30度以上あって暑いので…)
日本にいた時は丸一日家にいたら頭が腐る、と思って外の空気を吸いにウィンドーショッピングでもコンビニでも1日1回はどこかしらに出かけていたものですが、まるっきり真逆の生活になっています^^;
そして土日にのんびり自宅で過ごすのはパラグアイ人も同じ。
特に私が住んでいる場所はウィンドーショッピングをする場所もないし、スーパーも日曜・祝日は閉まっているので、出かけるといえばレストランに出かけるくらい?な感じ。ホームステイ先のパパママものんびり過ごしていることがほとんどです。
そんな土日にのんびり自宅で過ごしているお父さんがすること…
それは
アサード!
パラグアイといえば肉!というくらいみんなお肉が大好き。アサードとは肉を炭火で焼いた、いわゆるバーベキューです。
内陸国なので、川魚しか食べる機会がないということもありますが、週6~7回で肉食べてます。主に牛肉。あと鶏肉。豚肉は数が少ないらしく滅多に食べないらしいです。
その他変わり種として
羊
山羊
ワニ
ダチョウ
カルピンチョ
カルピンチョって何でしょう??
正解は
カピバラでした(*'ω'*)
カピバラ食べるらしいです( ;∀;)
いや、ダチョウもかなりアレだけどカピバラって食べられるんだ!って思いました。
しかも
私「え!?カピバラって食べられるの?美味しいの!?」
という話をした時に
ママ「美味しいわよ~。こないだ食卓に出したわよ~」
と言われました( ゚Д゚)
ワタシ、既に食べていた!笑
よく土日の朝食に燻製のお肉が出てくるので多分燻製で食べていたんだと思います。ダチョウも同じく燻製。羊と山羊はアサード。ワニは職場で看護師にもらいました。それぞれどの部位を食べているのかは知らん。
ちなみに家の近くの公園みたいなところに野生のカピバラがいるのですが、ロマプラタにいるカピバラを食べているわけではないそう。時々道路わきでカピバラが歩いています(*´ω`*)
話を戻しまして
アサードは家族が集まる土日にやることが多いのですが、平日でもパーティーの時は必ずと言っていいほどアサードです。
家族のパーティーの時もアサードだったし、2週間前に行った誰だかよくわからない人の誕生日会もアサードでした( ^ω^)
アサードを作るのは基本的に男性の仕事のよう。イタグアにいた時はお母さんしかいなかったので、お肉は食べていたけどアサードはしませんでした。
昨日もじっくり炭火で時間をかけて・・・
↑骨があるから小さく見えるけど、4人で食べても食べきれない量!
美味しかったです☆
活動開始から1か月。
ロマプラタで活動を開始してから1か月になりました。
活動と言ってもまだまだ職場の仕事に慣れるのが精いっぱいです。
体重測定、吸入の準備、処方薬の受け渡し、カルテをDrの部屋に持っていく…
というのがルーティーンで
体温測定・血圧測定、12誘導心電図をごくまれに手伝う。
あとは創傷処置で使用するガーゼや綿球を使える状態に準備したり。
ってくらい。
毎日救急処置室で1人の看護師にくっついて仕事を手伝わせてもらっているけれど、私が来るまでは1人でやっていたことだから別に私がいなくても仕事はまわるわけで。
邪魔にならないように、自分に出来ることをやらせてもらう日々です。
そして、季節柄なのか年中なのかわからないですが、2月に私が来た時から看護学生さんが週に2~3日実習をしているので、彼女たちがいる時は上記のような仕事もないです(手伝ってと言われればもちろん手伝うけれど、学生さんの実習ならできるだけ学生さんがやったほうが良いと思うので)。
ちなみに学生さんも看護師の指導の下、患者さんに注射を打ったり、簡単な傷の消毒などをしています。日本だと免許取るまではダメですよね?(創傷処置はDrの仕事だけど)確か学生実習中は点滴をしなくてはいけない患者さんを受け持ったことすらなかった気がします。あれ、受け持ちはしたんだっけ?もう記憶が曖昧だ…( ^ω^)でも学生の時に患者さんに対して針を使用することはありませんでした。
ただ、学生さんが体温や血圧測定、体重測定をする時に患者さんにどんな風に声をかけているかをたくさん聞く機会があるので、それを真似して少しずつですがフレーズを覚えることはできてきたのかなと思っています(看護師も学生も患者さんに対してあまり敬語を使わないので、聞いたフレーズを丁寧なフレーズに直して使っています。敬語を使わないのは文化の違い?)。
でも
イレギュラーなことには全く対応できない。
例えば、診療所はお昼も開いているので患者さんがやってきます。
しかし、一緒に働いている看護師は昼食を食べています(最近は2人で時間をずらして食べています)。
受付の人がカルテを準備して救急処置室に持ってきます。
カルテがどんどんたまります。
まずは救急処置室で患者さんを呼ばないとカルテをDrの部屋にまわせないので患者さんを待たせてしまうことになります。そのため、受付の人や掃除の人は私に患者さんを呼んでほしいと思っているのです。
でも
私には怖くて呼べない。
体重と体温と血圧だけ測れば良いのならおそらく私にも出来ると思います。
しかし、患者さんが何か質問したい時に今の私では何も答えることができません。
診療所で一緒に働いている人とは話せるようになってきたのかなと思うけれど、それは話したい内容を話しているからだし、彼らがわかりやすい言葉を選んでくれたり、難しい言葉を説明してくれるから会話が成り立っているのだと思います。
一方、患者さんは真剣に相談したいから診療所に来ているわけであって、そのような人に対して的確な言葉を投げ返す力がないから怖いのです。
聞きたいことが頭の中に浮かんでも文章にできない。
日本語で症状や病気の名前がわかってもスペイン語ではわからない。
上記のような気持ちを先日受付の人・掃除の人、助産師の3人に話してみたら、なんとなく理解はしてくれたのかな、という感じでした。
助産師は「わからないからDrに聞いて」で良いんだよ~と笑って言っていましたが、それはやっぱり失礼すぎるし…(結局彼女がいつも手伝ってくれるのでありがたいのですが)。Drに言えないことをポロっと看護師に言えたりすることもあるんじゃないかと思うのです。
そんなわけで、学生さんがいる時は言葉の問題がない分彼女たちだけでも患者さんを呼べるため、仕事は見ているだけになってしまうけれどありがたいなぁと思う反面、自分1人になってしまう状況の時はソワソワしっぱなしの現状なのであります。
待合室で長時間待っている患者さんを見たり、患者さんの質問の意味が理解できずに答えられなかったり、泣いている子どもに上手く声をかけられなかったり…そんな自分が情けないし、心苦しいです。
1か月前、ここに来た時に私のカウンターパートが、「6か月もしたら問題なく話せるようになるわよ~」と言っていました(私のカウンターパートは西語圏外の外国人です)。
1か月前と比べてみると、今のほうが断然良いとは思います。
でも、半年後に本当に不自由なく話せるようになれるのか、家族や友達との雑談ではなく、患者さんと話すことができるようになるのか
不安はつきません。
まずは日々勉強して、家族や職場の人ともっと上手に会話ができるようになることを目標に、そして患者さんに簡単なフレーズでももっと声掛けが出来るように、次の1か月間頑張りたいと思います。
食文化の違い
先日昼食を食べている時にDrがアボカドを食べていたので
「アボカド~美味しそう!」と言ったら、Drが半分分けてくれたのですが、
「首都で安く買えたからじゃあ明日持ってきてあげる」
とのことで翌日に持ってきてくれました。
しかも3つも^^
私が住んでいるロマプラタでもアボカドは売っているのですが結構高かった気がします。
そして、日本で見るアボカドと違ってかなり大きい。
もらったアボカドも大きいのが3つ。
早速昼食の時に食べようかと思っていると、同僚が味見したいというので1つを半分に割って半分ずつにしました。
ところが、彼女、
アボカドの種があったところに大さじ1杯分の砂糖をドサッと入れた!
そして混ぜながら食べた!
「こうやって食べると美味しいのよ~」
と言っていたのですが結構衝撃の光景…( ^ω^)
気になったので、帰宅してから家族にも聞いてみました。
私「アボカドどうやって食べるのが好き?」
ホームステイ先パパママ「砂糖と混ぜたり牛乳かけて食べるのが好き」
!!!
牛乳!
多分アボカドジュースとかアボカドシェイクのような感じ…?
ママいわくメロンのような味になるそうです。
東南アジアでもアボカドジュースってよく見かけた覚えがあるけれど、どんな感じなのか怖くて手を出せなかった覚えがあります。きっと美味しいんだろうね。美味しいから売られているはず…!でもオレンジジュースがあったら間違いなく私はオレンジジュースを選ぶよ!
パパママ「日本ではどうやってアボカドを食べるの?」
私「日本ではサラダに入れたり…」
パパママ「うんうん。サラダにも入れるよね」
私「ハンバーガーに挟まってるよ!」
パパママ「えええええええええええええええハンバーガーーーーーー??」
私「ええええええええそこおおおおおおおお?」
日本ではお肉・レタス・トマトなどと一緒にアボカドもハンバーガーに挟まっているよ~という話をしたらすごく驚いていました。
ちなみにアボカドをくれたDrは中南米の他国からきている先生ですが、「砂糖やアボカドジュースは信じられないー!」と言っていたので、おそらく彼女の国ではハンバーガーにアボカドが挟まっているのではないでしょうか。
お米も国によっていろいろな食べ方がありますが、アボカドも食べ方がこんなに違うんだなぁと思った出来事でした。
…今度砂糖つけて食べてみようかな( ^ω^)