◯リサのからふるワールド◯

約1年半かけて67か国を旅行した後、青年海外協力隊としてパラグアイに派遣された看護師のブログ

ロマプラタの外に行ってみた話

もう先週の話になりますが、いつも活動しているロマプラタの診療所を出て外で活動しました。

 

きっかけは先々週。カウンターパートと話していた時、「ずっと診療所の中で活動するより、外のことを知ってみても良いんじゃない?来週インディヘナの集落をまわるからあなたも参加したら良いわ」と言われたため、私もぜひ参加したいと思ったのです。なかなか自分のやりたいと思うことが形にならないし、日々の業務の中ではまだまだスペイン語に躓くし…とちょっと落ち込んでいたこともあり、何かを知るきっかけになるかなぁと思ったのです。

 

そして月曜日の朝。

 

私は「来週」としか知らされていなかったため、【今週のどこかの曜日で行くのだろう】と思っていたら、「今日から1週間まわるはずだよ」と、一緒に住んでいる市長に言われました。

 

聞いてない。

 

カウンターパートからは何も聞いていないので、とりあえず診療所で働く準備をしていると1台の車が来ました。

 

そこから出てきたのは市役所で働く知り合い。

 

「リサ!これから集落に行くけど一緒に行くか?」

 

というので、バタバタ準備してでこぼこ道を車に揺られること2時間。。。

 

ここまでは良かった。

 

やーっと、ついた…と思ったのも束の間、私たちの車の他にも到着する車。

 

そこから出てきたのはアメリカからの医療ボランティアの方々でした。

 

【医療ボランティアがインディヘナの集落をまわって診療を行う】という活動に私は参加していたということをその場で知りました。

 

何も聞かなかった私が悪いのか…?何も言わなかったカウンターパートが悪いのか…?は置いといて、カウンターパートはボランティアの方々に「リサは英語とスペイン語が出来るから」と説明し、「じゃあ、通訳よろしくね」と私に言いました。

 

 

聞いてない。

 

 

せめて、通訳頼むつもりだったら週末までに言っておいてもらいたかった・・・

 

 

もともと英語ができるわけでもないし、スペイン語を勉強し始めてからは英語がさらに話せなくなった自覚があるので本当に焦りました。病気の名前どころか、whole bodyすら出てこないレベル( ^ω^)・・・。

 

もう、日本語でいろいろ叫びたいと思いました…←誰もわからないから叫びたい放題だしw

 

カウンターパートにはスペイン語も英語も通じるので混ぜて話してしまう癖があり、それも混乱する要因のひとつだなぁと感じました。

 

朝から夕方まで看護師の通訳をしていたのですが、どうしてもスペイン語と英語が混ざったり、知らない単語がたくさん出てきたりで焦ります。Sheって言いたいのにEllaって言ってたり、nowはすぐahoraになるし。

連日家に帰宅してから英語の復習をしたので最後は少しマシになったか?くらいにはなりましたが、他に通訳として参加していた人たちはスペイン語と英語に加えてドイツ語も出来る人ばかりだったので相対的に見ればまあダメダメな通訳でした↓

 

 

そんなわけで、ボランティアの方々(特にペアになった看護師さん)には正直迷惑かけまくりでしたが、月曜日から木曜日までロマプラタの周辺を巡回訪問し、インディヘナの集落がどのような感じなのかを肌で知る良い機会となりました。

 

 

最終的には英語とスペイン語でオーバーヒートしたようで、金曜日は38度の熱と頭痛でぐったり(巡回訪問は木曜日まででした)。そして何かをもらってきたのか約1週間ほどお腹を下すこととなりました。

 

 

スペイン語圏に来れば英語から逃れられる、と思っていましたがそううまくはいかないようです。英語もぼちぼち復習せねばと思います。

 

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↑1日目は集落にある小さな学校を診療施設として使わせてもらいました。日本の協力で建てられたようです。

 

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↑2日目の診療所の壁

 

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↑環境の不衛生な面や人数の面でも3日目が一番大変でした。

連日200~250人くらいの患者さんが受診のため訪れていましたが、症状も様々、言葉も様々(スペイン語グアラニー語以外の言葉を話す人もいる)でした。