パラグアイの習慣「テレレ」
初めてパラグアイに来た2016年の12月末。
日本と季節が逆なのでちょうど真夏だったのですが、外出時に周りを見回してみるとみんなポットのようなものを手に持っている。
あれはなんだ…?
というのがテレレに対する第一印象。
テレレとはグアンパと呼ばれるコップに茶葉を入れ、そこに水を注ぎ、ボンビージャと呼ばれるストローを挿してみんなで回し飲みをするパラグアイの習慣です(回し飲みをする際のマナーとして、体調の悪い人は参加しません)。ちなみに同じ飲み方でお湯を注いで飲むものをパラグアイではマテ茶と呼んでいます。周辺諸国でもマテ茶は飲まれていますが、マテ茶を冷たくして飲むテレレの習慣はないようなのでパラグアイ独特の文化なのかなぁと思います。茶葉はスーパーにたくさんの種類が並んでいます。
↑というわけで、私が見たのはテルモと呼ばれる水を入れておくポットでした。ポットのデザインはいろいろあります。持ち主の名前が入ってたりとかで可愛いです。
コップに入っているのがボンビージャと呼ばれるストローで先端に茶こしがついています。
家でも飲むし、外出時にも持っていくし、仕事中にも飲む。
それがテレレ。
まず、てれれっていう音が可愛い♡
そんなテレレをホームステイしている家でも、私が活動している場所でも毎日飲んでいます。しかし、1つ困った問題が…。
3人くらいで回し飲みをしているとすぐトイレに行きたくなるのです( ^ω^)笑
茶葉があるので1回量は100㎖くらいかと思うのですが、10回くらい飲むとそろそろやめとこうかな…、15回くらいで「ごめん、もう無理!」になってますw10~15分で1Lくらい飲んでいると思います。もちろんトイレに行きたくなる直前まで我慢する必要はなく、「いらないよ~」と言えば済む話なのですが、どんどん注いでくれるのでなんとなく断りにくくてもらってしまいます。
パラグアイの人は習慣になっているためか、テレレの最中にトイレに行く人なんて全然いないのですが、私はまだ無理です…いつか慣れるんだろうか。
ちなみに真夏の今はマテ茶は朝や夕方に飲む人が多いようです。1度マテ茶も回し飲みさせてもらいましたが、金属ストローのボンビージャが熱すぎて火傷するかと思いました。これも習慣でパラグアイの人は慣れているそうです。熱い金属を口の中に入れてお茶を吸って平気って口の中どうなってるんだ、と思いました。習慣ってすごい。